ドクター・ストレンジ

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原題:Doctor Strange

2017年・アメリカ

 

傲慢な態度でも腕はピカイチの天才外科医、スティーブン(ベネディクト・カンバーバッジ)は、事故がきっかけで両手の自由を失ってしまう。何がなんでも自らの手を治したい彼は、最後の頼みの綱としてどんな傷でも治すという“魔術師”を訪ねる。

 

 

 

 

 

marvel.disney.co.jp

 

 

 「とにかく見てこい!」と友人に勧められ鑑賞。そもそも見る気満々でした。3Dが主流となりつつある今、予告を見た限りだとビル群がぐにゃ~~~~~~と曲がりくねったりしていたので、酔うのを避けるため2D吹き替えを選択。正解だった。三上さんの吹き替えがピッタリ合ってんのよ…。

 

私も魔法陣出したい!!!!!!

公開されたばかりなので、これしか言えない…。そもそも話を上手く理解できていない…。アストラル体?多次元宇宙?えっ?何て???

知り合いに最近見た映画は?と聞かれ、この映画を説明しようとしたが全く言葉が出てこず最終的に「魔法陣を出したくなる映画です」と言ってぽかんとされた。それぐらいわけの分からない世界。というのも、このドクター・ストレンジ、マーベル界隈の中でも異色らしい。ヒーローではあるけどファンタジーだし(魔術使いがたくさん出る)、武器もいっぱいあるけど名前が1回じゃ覚えきれない。

でもかっこいい…。こういうのめっちゃ好き…。パンフとバスタオル買ってしまいました…。

 

まず、ティルダ・スウィントンがクソ強い。強すぎる。一人でばったばったと敵をなぎ倒していくその姿、まさに圧巻。所作に品の良さが表れているし、内に秘めたる正義の熱情をひしひしと感じる。そして、そんな彼女を師と仰ぐ弟子たちも強い。あのメガネのおじいさん絶対強いぜ。

「学習し、実践する」ことを何度も何度も繰り返して医者になり、腕の立つ外科医として名を馳せるドクター・ストレンジは、自らの医者としての行いが善であると思っている。実際、たくさんの命を救ってきたに違いない。そして超現実主義者な彼が、何故魔術を使うようになったのか?ありえない、現実的じゃない、科学でこの世は成り立っている、そう思う彼が、何故自らの手で魔法陣を作り出すのか?

考えればきりがないけれど、映画を見れば全てを吹き飛ばしてくれる。

 

初見で理解するのはちょっと難しいけど。

 

そういえば、今作が私のファーストマッツ。ハンニバル見ようと思ってたんだけど忘れてました。マッツもマジ強い。そもそもメイクがかっこよすぎるし、何より極悪非道!良いぞ!そういうマッツ大好き!彼の魔術は他と一味違う。マッツ演じるカエシリウスとストレンジが対峙するシーンで、本当に心を揺さぶられた。あの流れる涙に気付いた時、手を差し伸べたくなった。憐みなんていらないだろうけど、それでも救いたいと思った。

それともう一つ。エンシェント・ワン(ティルダが演じる超強い師匠)のとっても大事なシーン。あの最後の台詞、泣かずにはいられなかったよ。

 

映像に関しては、もう、電子ドラッグだ。気が狂いそうになる。あんな映像考え出した人たち、ほんとどうなってんの…。ハマる…。万華鏡を覗きこんだような、綺麗で、常に変化し、もはや恐怖すら感じるほどの映像。これは絶対映画館で見るべき。

こんな感想書いてたらもう一度見たくなってきた。また行こう。

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