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ズートピア

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原題:Zootopia

2016年 アメリカ

 

どんな夢でも叶えられるという動物たちの楽園、“ズートピア”にウサギ初の警察官としてやってきたジュディ・ホップスは、ひょんなことから詐欺師のニック・ワイルドと共にとある事件を追うことになる。

 

 

 

 

www.disney.co.jp

 

 

流行に乗って今話題のディズニー映画を観てきた。もともとは観る予定には入っていなかったけれど、あんまりにも周りが「ズートピアはいいぞ」と勧めてくるのでまんまと映画館まで行ってきてしまったのだった。

 

そして私は思う。

 

ズートピアはいいぞ。

 

幼い頃からの夢を人一倍努力して勝ち取ったジュディや、ある理由から夢や希望を捨て、嘘つきという貼られたレッテルそのままに生きてきたニック。それはフィクションではなくノンフィクションなのではないかと思うほどリアリティがあって、痛いほど感情移入してしまった。思わず少し泣いた。映画が終わった後帰ろうとしている小さな子が「面白かったね!」と純粋に言っているのを聞いてその言葉にグッときてしまった。うーん、分かってるな、子供よ。たくましく育てよ。

 

子供向け?とんでもない。大人向け?そういうわけでもない。年齢問わず、誰もが楽しめて誰もが考えさせられる。肉食動物と草食動物が仲良く暮らすその世界は夢に満ち溢れているようで、闇が深い。

 

どれだけ純粋でも「アイツは○○だから」「あの子の○○はおかしい」「あの人はちょっと違うよね」なんて思うし、言ってしまうこともある。たとえそれが悪意のないものであっても、確実に誰かを傷つけ、悲しませている。自分の心の中にある昔のあの忌々しい記憶や思い出のように、どれだけの年月が経とうとも苦しませる種になってしまうのだ。それを分かっていながらも“よろしくない”態度をとってしまう。

自分とは違うものを恐れたり嫌ったりするのも仕方のないことだと思うけれど。それが傷つけていい理由には決してならない。

 

この映画を見ると、キュートな絵とワクワクするアクションとは別に、自分の心に問いかけざるをえなくなる。お前は本当に良い人間か?身勝手な思いで誰かを傷つけてはいないか?と。この世に聖人君子などいないのだ。

 

でも。隣に一人でも、同じような境遇の子がいれば。同じような思いをしてきた子がいれば。友達でいてくれる子がいれば。夢も希望も、捨てなくていいんじゃないかな。

 

アニメだからってなめてちゃいかん。痛い目見るから。

 

あっもう一度言うけどズートピアはいいぞ。

 

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